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別れる力

別れる力というタイトルは伊集院静の大人の流儀3のタイトルです。

  別れは終わりではなく、始まりである。

  出逢えば別れは必ずやってくる。
  それでも出逢ったことが生きてきた証しであるならば
  別れることも生きた証しなのだろう、と。

  伊集院静
  
私は祖母の初盆をどう迎えたらよいのか、49日を過ぎたあたりから考えていました。
ひとり静かに過ごし別れを実感したい、自分なりの供養のしかたをみつけたいと思っていました。

導かれるように訪れた宿ですてきな手ぬぐいとの出会いがありました。

自宅に戻り調べたところ、壁画家 木村英輝の代表作、青蓮院門跡華頂殿の襖絵-蓮-三部作のひとつ、「極楽浄土」の画面を切り取った手ぬぐいであることがわかりました。

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その宿を出て輪王寺の大猷院にお参りにいき、徳川家康公400年御遠忌を記念して特別に出された「光輪瑞鳥鏡(こうりんずいちょうきょう)」をいただいてかえりました。

自宅に戻り、鏡と同封されていた「御仏前回向(御先祖供養)はがき」を送らせていただきました。このはがきを送りますと大猷院ご仏前にて1年間供養いただけるとのこと、とてもありがたいこの機会に感謝しております。

やっと祖母との別れを現実として受けとめ、別れる力を前進する力へ転換する機会をこのお盆という時期に与えてもらったような気がしております。



by moshimuku | 2016-08-14 21:38 | 夏の出来事 | Comments(0)
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